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溶連菌感染症(ようれんきんかんせんしょう)とは?

2015/04/03
カテゴリー: 病気の基礎知識

感染経路 : 飛沫感染によって口や鼻からはいったり、皮膚からの接触感染
原因菌 : A群β溶血性連鎖球菌(略して溶連菌)
潜伏期 : 2~5日

症状

乳幼児(6ヶ月~3才未満)
症状は軽く、鼻汁を伴う鼻咽頭炎が2~4週間の長期間にわたって続きます。中耳炎を合併しやすく、幼児では首のリンパ節腫脹を認めます。
年長児(3~4歳~12歳):溶連菌性咽頭扁桃炎
発病は急激で、39~40℃の高熱、のどの痛みを訴えます。のどは暗赤色に腫れて、上あごに点状の紅斑や出血斑を認めます。扁桃は赤く腫れて、白い膿みを認めます。前頚部リンパ節が腫れて痛みがあります。菌毒素による腹痛や吐き気、嘔吐を伴うことがあります。全経過は3~5日。

治療

のどの検査で溶連菌がいることがはっきりしたら、抗生物質を10~14日間飲みます。翌日には熱が下がり、のどの痛みなどの症状が改善します。

検査

溶連菌感染症を診断する根拠になるのが、細菌の検査。通常、細菌の検査というと、培養してから調べるので、結果のでるまで数日かかる。この溶連菌感染症の場合は、菌がもっている蛋白質を、ある試薬で検査する特別な方法がある。迅速(じんそく)診断と言い、数分で結果が分かる。

猩紅熱(しょうこうねつ)

突然、高熱・頭痛・のど痛という急性上気道炎の症状で発症します。1~3日後に、ほほ・脇・太もも内側・おしりに小さい斑点が散在し、しだいに鮮紅色の密集した発疹となり,全身に広がります。発疹はかゆみも伴います。口唇周囲に発疹は少なく、口囲蒼白と呼ばれます。回復期には、手のひら・足の裏では膜様に皮がむけることがあります。全経過は2~3週間。
舌の表面の舌乳頭が2~3日で著明に肥大してイチゴ舌になります。猩紅熱の発疹は、発赤毒素に対する過敏反応と考えられており、患者がこの毒素に対する抗体を有する場合は発疹を生じません。

<伝染力>
人に感染する期間は発病してから、無治療では2~3週間。感受性のある抗生剤の治療を受けると2日で人にうつさなくなります。

<その他の注意点>
溶連菌感染症には、リウマチ熱(子どもの心臓を悪くする病気)や腎炎(急に血尿になったり、おしっこがでなくなったりする病気)などの合併症があり、指示通り最後まで薬を使うことで予防することができる。発病後2~3週間後に検尿を行います。
また、溶連菌に対する免疫はできにくいので、周囲で流行があると、またかかることもあります。

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